• 1月19日

    朝10時、近くのデリでコーヒー買ってきて戻ったら、ちょうど展示担当のロバートが迎えに来てくれたところ。
    車に乗ってICAへ向かうが、ICAはペンシルヴァニア大学の敷地の中にあり、その敷地というかキャンパスがとにかく広い。
    行ったことないけど筑波大学ってこんな感じなのかな?

    ICAに着くと展示スタッフを紹介される。
    ジョン、クリント、シャノン、そしてロバートが手伝ってくれるそうで、みんなナイスなかんじだ。
    なんとクリントはお父さんが米空軍の軍人で、昔日本に住んでて、横田基地の中にある高校に行ってたそうだ。
    ちょこっと日本語が出来て頼もしいかぎり!つうか、僕のドイツ語もこんなかんじなんだろうな・・・
    彼は僕より少し年下で、60年代から80年代の初めまで日本にいて、沖縄、厚木、横田で過ごしたそうだ。
    基地のある福生から中央線に乗って、新宿レコードやDisc Unionにレコード買いに行ったそうだから、どっかで上京したての僕と会ってたかもね。
    そしてクリントの奥さんシャノンはアーミッシュだそうで、そういえばここいら辺はアーミッシュやクェーカー教徒が多く住んでいるところだ。
    時間があればアーミッシュの村にも行ってみたいと思うのであった。

    さて、会場に足を踏み入れると、大きな犬以外は全部到着していて既に開梱されて並んでいる。
    いつものごとく何も考えずに直感で配置を考えて、展示プランを練ること30分。
    だいたいの配置が決まったので、皿絵から展示開始。

    昼飯は、ランチを売るために道路に並んで停まってるトラック屋台で調達。
    中華屋台でゲットしたトマト+ビーフ定食は美味い!

    夕方までには皿絵とマスクの展示を終了、われながら早い!
    そしてICAを後にして、ロバートに誘われるままクリントの家の近くにあるというパブに行く。
    古い煉瓦作りのパブに入って黒ビールを頼んでたら、クリントとシャノンもやって来た。
    地ビールを飲みながらいろいろ話すが、こんな時間ってとても楽しい。
    館長やなんかよりも、実際に展示を協力的に手伝ってくれるスタッフが一番のコミュニケーション相手なんだ。
    実際、彼らもアーティストで、話がしやすいのは当たり前なんだけど、なによりも僕の作品をリスペクトしてくれてるのが嬉しいのだ。
    晩飯にとポークサンドを頼むと、吉野家の牛丼みたいに薄切りの味付けされた肉がどっさりとサンドされている。
    連日の移動で疲れているのは確かだけど、気持ちよくってけっこう飲んで語り合う。
    クリントはジョンとBardo Pondというバンドを組んでいて、明日の夜の練習を見に来いと誘われるが、もちろんOKだ。

    クリーヴランドもそうだったけど、手伝ってくれる人がアーティストでロックフリークって最高だ。

    ロバートに家まで送ってもらって寝る。