• 2009年5月4日

    さっきまでの青空は 暗い夜に反転してしまっている
    時は曲がり角を曲がって 急に姿をあらわすものなのさ
    この道がそこでおしまいだってことは知っている
    賢い人々がいつも囁き合っているからね

    一晩中踊り狂うことにも疲れ果て 過ぎゆく時をぼんやり感じている
    重くなっていく瞼をなるたけ重力に逆らわせて 過ぎゆく時を瞳に映しているんだ

    アーメン ソーメン 冷ソーメン

    二階の窓から通りを見れば
    頭の欠けた三日月猫と足の短い蛇腹犬

    窓の向こうの風景が溶けだしていく