立ち止まることは停滞ではない。
立ち止まると心の風景が違って見える。
今まで見えなかったものが見えてくる。
出来てくる絵の数は減ったけどクオリティはあがった。
展覧会を断ることでプレッシャーが遠のいた。
満足できる制作時間が過ごせている。
皆で共有する楽しみは素晴らしい思い出になるが、
孤独にたくましく一本立ちしようとする自分を弱くさせる。
僕個人は本来的にとても弱く惑いやすいのだ。
一人になることができるのならば、それが弱い自分を封じ込めることになる。
弱さは克服するものではなく、封じ込めるものだ。
弱さを持ったまま強くならなければいけない。
誰にも話しかけられずに歩くこと、そのスピードでしっかり見えるものがあり、
それは手を伸ばせば触れることができる。