• 4月1日

    描いたり作ったりしている場所から離れた時に気付かされる、自分の無能さに落ち込むのが嫌で、何気ない日常さえも無意識に制作に結び付けている。自由な時間が溢れていた学生時代や異国での生活のように、実社会的には辺境に在る頃は、制作と思索が日常であり、それが当たり前に制作力へ繋がったが、人々に認知されるにつれて、作家としての自分と普通人としての自分のギャップが大きくなっていった気がする。そういうことで、悩んだり、落ち込んだり、怒ったりすることが多くなった。

    しかし、何を優先して生き抜こうとしているかと言えば、ここまで来たからには、スピリットが色褪せない限り制作することで、そのスピリット自体を浄化させていきたい。

    と、ここまで書いて思うんだけれども、いつもそうやって自問自答してやってきたな・・・。
    なんだか、ひとり可笑しくなってきたが、ずっと、こうやっていくのだろう。