気がつけば、那須に引っ越してきて7年が経っている。いつの間にかスタジオの床も、絵の具が飛び散って程よく汚れている。そして、最初は広く感じたこのスタジオが、なんだかちょっと窮屈に感じている。
ここで生み出された数々の絵たち。
それは決まって、夜明けの歌と共に現れて定着されていったのだ。
今やっと、この空間が、この地が、自分と共に在るということを実感できている。
これから、ゆっくりと、数は少なくとも、良い作品を生み出していきたい。
数をあえて少なく、神経を集中させて、自分が良いと思えるものを!