• 『あいちトリエンナーレ』への道 ・ その1

    トリエンナーレ出品作品 『THE WE-LOWS / ザ・ウィロウズ』について 

    THE WE-LOWS / ザ・ウィロウズ(以下、ウィロウズ)は、あいちトリエンナーレ2013のオファーを受けた奈良が、トリエンナーレのような大きなグループ展において自分個人の世界観を提示することを嫌い、その開催される土地に住む昔からの友人やその周辺の人々と共に作品作りが出来ないか考えて生まれたグループであり、プロジェクト名である。

    以下、奈良と他のメンバーとの関係

    森北伸 / Shin Morikita       高校2年生の時(1987年)当時予備校講師をしていた奈良と出会ってからの長い付き合い。
    青木一将 / Kazumasa Aoki   森北がDIYで自宅を作る際(完成2012年)、最大戦力になった男。奈良の制作補助も行う。
    小柴一浩 / Kazuhiro Koshiba  奈良が愛知芸大で滞在制作中、ゲリラで開店し無償で食事を提供していたコシバ食堂に共感。
    藤田庸子 / Yoko Fujita       愛知芸大大学院彫刻科の森北教室一期生であり、なんとなく居ると安心と判断しスカウト。
    石田詩織 / Shiori Ishida      奈良の滞在制作時に粘土練りを手伝った学生の中で、一番頼れる性格と判断しスカウト。
    酒井由芽子 / Yumeko Sakai   滞在制作を終えて家に帰る時、鍛金で作ったビールマグを貰い、それが上手かったので依頼。

    ウィロウズは長者町にあるガレージを改造してギャラリー空間を作り、奈良が個人的に出会ったアジア、オセアニアの作家の展覧会を企画する。ギャラリーにはカフェも併設し、飲食の提供を『コシバ食堂』に依頼する。『コシバ食堂』は、奈良が愛知県立芸術大学(以下、愛知芸大)に滞在制作した2011年8月~3月に出会った、日本画大学院1年(当時)の小柴が、学生に無料でゲリラ的に食事の提供をしていた際の名称である。カフェ空間は、愛知県、福島県などから集めた廃材をリサイクル利用して作り、
    提供する飲食は、リサイクル食器を使用してサーブする。

    『THE WE-LOWS / ザ・ウィロウズ』は、森北が敬愛するロックバンド『THE HIGH-LOWS / ザ・ハイロウズ』と、名古屋名物の和菓子『ういろう』を、青木が掛け合わせて命名した。

    各メンバーの主な担当

    カフェ及びギャラリーの空間デザイン  (奈良+青木+森北)
    カフェ及びギャラリー空間の製作  (青木+森北)
    ギャラリーでのキュレーション  (奈良)
    ライブなどのイベント企画  (奈良)
    カフェの調理・経営  (コシバ食堂=小柴)
    カフェ手伝い  (藤田+石田)
    照明具制作  (酒井)

    また、奈良が愛知芸大滞在中に出会った人たちがサポートメンバーとして臨機応変に参加すると共に、奈良の個人事務所である『Rabbit Hills』が、経理的な処理をサポート。

    奈良キュレーションの展覧会予定

    Angkrit Ajchariasophon / アンクリット・アッチャリアソフォーン (タイの作家) 
    Mel Stringer & Yeung Hok Tak / メル・ストリンガー&楊学徳 (オーストラリア&香港の作家による2人展)
    Hey Hey We're THE WE-LOWS ! (奈良キュレーションによるウィロウズメンバーによるインスタレーション)

    つうかんじかなぁ~今のところ・・・