ここんとこずっと感情が高ぶってくると、スマ・ロ子ばっかりだ。
つうか、スマ・ロ子を聴いてるから気持ちがアップしてるのか?!
単純で明快で、それが心の奥にグッと迫ってくるのだ。
そして、ストーリー。
一人上京したケンヂは、ヒットを連発して名声を手に入れる。
KENZI & THE TRIPSを結成して、破竹の勢いだ。
あれから何年経ったんだろうか。
北海道に戻ったケンヂは、自身の最初のバンドをオリジナルメンバーで再結成した。
あの頃、高校生だったみんなは、あの時のままに演奏している。
もちろん、あの頃の彼らの演奏なんて知らない。
でも、きっとそうなんだと思ってる。
『昨日の如く』という歌で、曲間の語りにやられたんだ。
時が流れれば流れるほどに、バカみたいに純粋だった頃の友の顔が浮かぶんだ。
「ずいぶんと離れていたな。
あれから30年だよ。
でも聞いてくれ。
忘れたことなんて一度も無かったよ!」
よし!キャンバスに向かうぜ!