• 1月31日

    なんと!久々に午後6時、日没後に起床。よく寝たなぁ~。

    それでも、いつものことだけれど、すぐには制作にとりかかれない。
    4時間近く、スタジオの中で本を読んだりして、心と体のエンジンを温める。
    それから冷静に絵を観て、頭の中で描くところをシミレーションしてみる。

    しかし、ここまで出来てたら、あとはあんまり描かないほうがいいことは確かだ。
    それ以上やっても劇的な変化が期待できないと思った時が、筆を置く時だ。
    そうでもしなきゃ、また全部塗りつぶして、同じキャンバスで最初から描き始めることになる。

    これはこれで完成として、次の絵に向かおうと常に自分に言い聞かせるのだ。

    細部は絶対に描き込まない。描き込むことは自分の言いたい事を隠していく。
    向かって右の眼のトーンをちょっと落として、完成。

    これで、3月のLA個展の出品作は揃った。

    この正面で動きの無いポートレイト絵画は、日々のドローイングの対極にある。
    また、ビルボードという手法を取ることで、更にキャンバス絵画は動きの無い、対面型となった。

    これからは、感情的なドローイングをなるたけ描かずに過ごしたい。
    ドローイングでも、もっと絵画的な、というか思考的な展開ができたらいいなぁ。

    そして絵の方は、もっとドローイング的な、かといって下書きのあるビルボードとは違う風に描いてみたい。
    それはきっと、大学卒業の頃の画風に戻っていくようなことになるかもしれない。

    自分史の中での新古典主義だ。

    出来るかなぁ・・・きっと時間がかかるだろうなぁ・・・。