午前中、大学でシンポジウムがあって南條さんのスライドレクチャーを観た後、抜け出し美術館にもどりヤノベのアトムカーに乗って遊ぶ。
お昼に『柿木プロジェクト』のオープニング。
宮島さんの奥さん、数年前チューリッヒでの事、良く憶えてて驚く。
午後6時、美術館でオープニング。
しかし外に出てヤノベと真剣に語り合い、挨拶やなんかを逃す。でもいい。
アムスから来たという若い夫婦に、彼等が持ってる僕の作品写真をもらう。
思い出深い作品なのでとてもうれしかった。もうすこし早くもらってたら BT に載せれたのになぁ。
オスカール、松影、三田村作品の会場にも行きじっくり観る。
ライデンの美術館は、もちろんシカゴの美術館なんかにくらべると小さいし設備も整ってるわけじゃない。
でもスタッフは皆とても良くやってくれた。オープニングは皆うれしそうだった。
『誉れ高き来訪者』と題された本を読み、100年以上も前にこの町にやって来た日本人たちのことを思った。
体格の貧弱さや、チョンマゲで帯刀、それに婦女子の使うような扇を持つ変な格好の侍達と評されている。
しかし R.P.A. ファン・レイスは書き加えている。
「これらの諸氏が、後日間もなくして世界の桧舞台で活躍せんとは、我等が誰も想像だにもせず」
その中には福沢諭吉もいた。慶応大出身の南條さんは彼の事を想っただろうか・・・・