よく寝た。ひさしぶりにずっと寝てた。体力回復。知力回復。
けれど、この乱雑な部屋を冷静に観察してショック。
バーゼル行くのを少しのばして片付けよう!整理したい。
この部屋で絵が描けるのもあと少しだ。
早ければ 7月にはあけわたすが、もう少しここにいたい。
ずっと住み暮した街をゆっくりひとりで歩いてみたい。
雑誌の仕事、けっこう選んできたつもりだけど、それでも多い。
一番やりたい事が犠牲になっていくようにはしたくない。
ヴォーグのはちょっと軽率に引き受けたかな・・・
部屋を片付ける前にドローイングとヴォーグ用のを描こう。
BT はひな菊が表紙だったか。色はちゃんとでてるかな。
自分が載るなんて考えも浮かばず、そこに載ってる作家たちを雲の上の人のように思ってた学生時代。
自分は精一杯やってきたか?その問いは空しい。
精一杯やったとか、そんな言葉はやっぱり好きにはなれない。
そこに漂う負けても美しいというさわやかな雰囲気が好きになれない。
そこに悔し涙があるのならなおさらだ。負けない勇気だけは保っていたい。
目の前に勝ち負けや結果があるわけじゃないのに、この悔しさはなんなんだろう。
自分がなにか巨大なものに吸い込まれていくような、それを阻止できないでいるような。
一体なんなんだろう?この気持ちは。よくわからないな。