なんとか昼過ぎまでに全ての展示が完了。
ライティングは昨日の夜、Baptisteがちゃんとやっててくれてた。
Julienのどくろ型シェイプの黒いカーペットや天井から吊り下げられた天使の輪みたいな丸い蛍光灯はトレ・ヴャン。
Tinaの作品はもちろん僕のお気に入りで、ひらめきとかじゃなくてちゃんと論理的に考えられてできているのがいい。
Olivierの意地悪な展示も面白いし、Suzanneの作った鉢には緑の植物が入ってて、テーブル上のオブジェたちの中に生命感を与えてる。
MarieのIKEAカタログを改良した作品は、ダイナミズムには欠けるけど、これはほんの小手調べで、近いうちに彼女はこれをグレードアップさせて大きな作品にするだろう。
Akariの黒板作品も僕のテイストで、ほんとは建築科の学生だけどファインアートでも充分やっていける才能があると思う・・・そして彼女はこのクラスの裏番。
Eikoの365日が全部1月1日という日めくりカレンダーもトレ・ヴャン(ジャン・リュックもそう言ってた)。
Arnikaの人形2対は並んで吊り下げられて、少し間隔をおいておもちゃの拳銃も2丁吊るされている。
ダンサーYasmineの壁に鏡を貼ったインスタレーションは、部屋を広く見せてる。
Yokoの鳩避けにいろんなおもちゃの家具やなんかをくっつけた作品が、ドアの回りにインスタレーションされてるがとても美しい。
Georgの絵は・・・ちょっと僕のテイストじゃないけど、まぁまぁ観れるクォリティはある・・・かな?
Chi-Enは聴診器がハート型の箱に入ってるというもので、マグリットからマルセル・ブロータスに続く流れを感じる。ユーモアはあるけどちょっとシックすぎるかな?。
Nicolasはケーキの型を使って24個のケーキを作り(素材はコンクリートみたいなもの)それを重ねた柱の作品で、光さす窓際で美しく見える。
Isabelleの髪の毛を使ったランドスケープ的ドローイングはかなり玄人好み。
Ashleyの表面を剥がされた犬のおもちゃ!20才にして才能あるなぁと思う・・・自分は43才・・・
Baptisteはこのクラスの表番長で、ミニチュアの運搬用パレットを重ねた作品は優等生。
テーブル作りのマイスターJonathanのひょうたん型にくっついたお皿の作品は笑える。
Atsunobuもぎりぎり作品搬入(セーターやTシャツをセメントで固めたやつ)。
Sachikoはもっとぎりぎりセーフって感じで、ガラス面をワックスで固めた腕時計と白いワックスで作った花をセット。
Celineがプレゼンもしないで作った白いフェイクファーのでっかい骨は、あるとかわいいから許して展示。
Francoisの作品はサメの頭部をつかった噴水みたいなものだけど、こういうのは今回の展覧会コンセプトからかなりずれてる・・・でも、床のはじっこに展示。
そして、オープニングは宣伝しなかったのにたくさんの人がやって来て、けっこううれしかったりして・・・
Sophieのパフォーマンス(青いTシャツの青年に、青いテーブルにこしかけてもらい、彼が青りんごを食べる)も始まってオープニングはどんどん賑やかになってくる。
みんなで買ったビールをみんなで飲んで、それもなくなり裏番Akariにハイネケン6パック買ってきてもらい、また飲み、もちろん2次会なんかもあったりして、あ~パリィ~去り難し・・・
今、部屋に戻り、冷静にこの1ヶ月を振り返っている・・・・
ほんとに今やっと生徒たちとフレンドリーにコミュニケーションを取れ始めたのに、明日帰らなきゃいけないことが悲しい。
つうか、これからこの散らかしっ放しの部屋を片付けて掃除しなきゃいけない!
今日の日記はこれくらいにして、片付け開始!と思いつつエレナ・ポーターのパレアナ第2弾「パレアナの青春」を読んでから寝る・・・