画家は画家に
始まりはともかく
途中からは アドバイスどころか
こっちが 三歩進んで二歩さがってる間に
そう いつの間にか ずっと先に行かれてしまっちゃって
結局 なんか道化みたいなふうにしか 振舞えないのさ
楽しくて笑ってるようでも 自分はポッカリ穴の中にいて
仲の良い人々の くすっと笑える対象になっちゃってね
みんなが喜ぶのだからなんて そのみんなって
人を笑っていられる人々に 自分も絵も見られたくはないな
めったに笑わない さっきまで泣いていたような
心の中に友だちを持っているような そんな人に向かって
きっと 僕の絵は 放たれているのだ と
放たれ続けるのだ と と と と と えっへん!
時々に我を忘れて はしゃいじゃう僕は
頭を床にくっつけるような姿でもって 部屋の中で
股の間から ずっと向こうの昨日の日々を見てるんだ
花曇りみたいに うすら眩しい 記憶の日々を
そんな格好で 見てるんだ だ だ だ だって
それは両足を両足を両足を抱えて峠の峠の上に座ってる君の君の格好とよく似ているかもねかもね