• 11月11日 ソウル5日目

    お昼12時起床・・・さすがに頭が重い・・・と言いたいところだけれど、まったく2日酔いナッシング!日本から来る小山さんの到着を待って、ゆっくりお風呂。小山さんのチェックイン後、金近くんと共に小山さんとタクシーで美術館へ向かう。小山さんの登場で移動手段は地下鉄からタクシーへと陽の目を見た。

    オープニング準備中の美術館では、展示スタッフがメディア系作品の最終チェック中。小屋の中で流れているアニメーションと音楽も順調。ヤノベの映画館もちゃんと作動している。オープニングの前に館長室に日中の作家が呼ばれて、館長のありがたいお話を拝聴。年季の入った人の話は、やはり染みる・・・日本語と中国語の通訳が入り乱れて、なんかアジアな感じで、不思議と韓国語も中国語もわかる気がしてくる。

    オープニングは来賓の前での作家紹介があって、その後はすぐにカフェへ引っ込んで、ビール片手に金近くんと2人で秘かに乾杯。小山さんは会場を回ってビジネストーク中(たぶん・・・)であろう。そのうちみんながカフェにやってきて飲んだり食ったり。いろんな人に挨拶されるけど、もう次から次へと忘れていく・・・老齢化で記憶力減少期にある自分。しかし、ドキュメンタリー映画の勉強をしているユン・ソラという人の名前は忘れないと思う。自分の先生が出品しているというんで、来ていたナナちゃんにも会えた。「会いたかったです」と日本語で言われて、めっちゃ照れた・・・単純に会いたかっただけってのはわかるんだけど、照れる。前に信楽に来ていたユンちゃんが大谷くんと一緒に写真を撮りたくて「わたし、大谷さん、欲しいです」というふうに言ってしまい、照れていた大谷くんの気持ちがよ~くわかった。

    2次会は競馬公園駅の前にたたずむ一軒家、サムギョプサルの店。あんまり英語が通じるというわけではないのだけれど、中国の作家たちとも会話する。中国の作家たちはなんかどっしり構えていて、偉い感をかもし出していたのだけれど、やっぱり酔っぱらってくると雰囲気が仲間感になっていく。北京の中央美術学院で先生やってる人が講演しに来ないか?と言ってくれて、つい「行く!」と答えてしまった。しかし、耳で聴くだけだと彼らの名前を誰一人として覚えられない・・・。今回のキュレーターの李さんともくだけて話す。出てくる料理を美味い美味いと食べてたら「でも、ほんとに美味しかったのは?」と李さんが聞いた・・・一瞬考えて、「一昨日の夜食べたチャーハン!」。サムギョプサルからプルコギになり、味噌汁とご飯になり、おかゆスープになる頃、今までの疲れがどっと出たのか、マッコリと焼酎の嵐で酔っぱらったのか、お先に失礼した小山チームは、タクシーではなく地下鉄でホテルに戻って眠りにつくのであった。