展覧会の構成がだいたい決まってきて、今まで描いたり作ったものを、会場構成の中に当てはめて、あれこれシュミレーションするのは楽しいことだ。
でも、そうやってシュミレーションしていると、足りないものもよくわかるわけで、大きな絵が1枚足りない・・・それも、最後の壁に掛けるやつ。
そうやって、構成上必要だから描いている今の絵は、なんだか他人事のような絵になっていて、このままではいかん!と、気を引き締めながら描いている。
どんなふうな絵だって、自分が描く、自分の絵なのだ。誰に見せるとかでもなく、とにかく自分が描きたいように完成させればいいのだ。
しかし、そういうのってうまくいかないんだよなぁ・・・
果たして、自分に恥ずかしくない絵がちゃんと出来るのか?
一緒に大工房で制作・・・いや、生活してた学生たちからの手紙を読み返す。
嗚呼、彼らに恥ずかしくないように、前を向いて、怠けることなく歩き続けよう。
周りはそんなふうには見ていないと思うけれど、自分自身は、とても狭い世界に生きている。だからこそ、ずっと制作してこれたのだろう。
個展まであと46日!