なんだかしんどくて、ふぅふぅ息しながら制作している。
決定力が鈍っていて、そのおかげで進みもしないが失敗もしないでいる。
かつては、40度近い熱で試合に出たこともあるし、制作だってスピーディにできていた。
・・・といっても、昨日のように思うその『かつて』は、20代までのことだけど。
過去の時間を把握する感覚が、普通とちょっと違ってると最近気がついたのだけれど、
そのおかげで、作品をたくさん生み出すことが出来ていたことも、わかってしまった。
そして、体の衰えはその感覚を普通にしてしまいそうで、すこし怖い。
あいかわらず、ふぅふぅ言ってる。
それでも、思い切って大胆に色をのせていけば・・・ほら、見えてくるだろ?
それでいいんだ。俺は弱ってなんかいない!
くだらない、狭い世界で大物気どりのあいつは、きっと偉そうに言うんだぜ。
傍にいる連中は、ただだまって頷くさ。
キャリアは、忘れてしまえばいいものだ。
体が知ってることだけで、いいんだ。
展覧会をしてもしなくても、媚びることなく描き続けてきたのであれば、
誇りを持って、湧き上がるものを増幅させて、形にしてやるんだ。
バックでは、最近のヘビロテコンピCDがエンドレス!