このシークレット日記は、ほんとにうまく機能してくれている。
制作過程や思考を文字にすること自体、実際の制作をスムーズにさせてくれてる。
naoko.さんと、自分の頭の中に存在し続けるHAPPY HOURにとても感謝している。
ドイツでの日々が、ついこの前だったような気がして、ケルンから広いスタジオに引っ越してきたようだ。
2001年からの展覧会記憶が、ちょっとすっ飛んでしまった錯覚に陥るのだ。
いや、正確に言えば、最初の横浜個展までが真実味があって、それ以降の展覧会のリアリティが希薄過ぎて驚く。
grafとのコラボは、本当に実在したのかさえ不安になる・・・というか、他人事な感じがしている。
友川かずきさんがインタヴューで「画家は絶対的に孤独でなければいけない」的な事を言っていた。
イラストレーターとの決定的な違いは、その一言で表せるな、と思ったし、自分も孤独に身を置かなければダメになる確信がある。
たとえば、杉戸と一緒に絵を描いたことは、孤独な画家同士の共同作業であり、あの時のあの空間は2人だけのものだった。
ハマプロの兄弟たちは、その作者たちと僕との一対一の孤独なコミュニケーションとして成立していた。
孤独は、奇跡をいとも簡単に引き寄せるんじゃないだろうか・・・
けれども、自分の歩いてる道はまだまだ続いていきそうだし、奇跡なんて思わないで、もっともっと真剣に絵を描いていこう!
ずっとずっと、あのEupener strasseのボロいコンクリートの工場跡で絵を描いてた頃のままに、どこにいても真摯に絵に向かっていく!