展示構成を練り直している。
今ある絵たちで構成は出来るんだけれども、あと2、3枚描いたらさらに新しい構成も可能。
なので、新しく小さい絵、といっても100×91cmだけど、それを2枚描いている。
うまくいくかどうかは関係ない。
学生時代のように、あれこれ色も使って描いている。
まだまだ決定的な構図は浮かんではこない。
でも、楽しい。
KENZIの寄付とかカンパの話、ネット検索でなんとなくわかった。
でも、それ以降、札幌帰って高校時代の仲間とスマロ子再結成という流れ。
その再結成盤の『昨日の如く』と『R&Rなんてクソくらえ』の再録を聴いてたら、今の自分には全然関係ないと思った。
だから、CDの絵はやろうと思う。
彼の歌に今まで世話になったことを思えば、それでいいのだ。
SCのマネージャーにも騙され利用されたと思っている。
でも、あの時、自分に力をくれた歌の数々は本物だ、つうか、その時の自分の心が本物なんだ。
俺は、あの頃の自分を否定しないし、むしろ誇りに思っている。
歌だけは、作った本人を越えて残っていくものなのだ。
それは絵だって同じなのかもしれない。
自分の至らない過去の絵は、54歳の自分に何を語ってくれるのか。
・・・美術的なことは何も語らず、ただただあの時の生活の真実を語ってくれる。
そんな作品と作者の関係をわかるのは、自分の他には、絵が生まれる瞬間を一緒に見届けた人たちなんだろう。
そんな一緒に見ていた人たちがこの世から消えた頃、自分の絵はどんな風に輝き出すのだろうか。
もしかして、全く色褪せて消えていってしまうかもしれない。
でも、自分は今この時代を、見届けてくれるオーディエンスたちと過ごし、後の世に残すことを意識して制作している。
今、この世に生きている人たちの顔色なんて窺わない。
未来の、まったくイケ好かない連中に、気に入られるってことも考えない。
ただ、未来永劫に人の感情が今や過去のように存在し、誰しもがマチスやゴッホなんかの絵を愛し続けるであろうことを信じるのだ。
そこに自分の絵の1枚でも加わってくれることを願って!