• 10年前の今頃

    10年前の今頃の日記が面白れ~~~  ので、公開。

    2005/03/21~22

    午後2時、座敷童、久々の登場!
    駅まで迎えに行ったら、変わり果てた箱根ヶ崎駅に驚いている。
    樹々で飯食って家に戻れば・・・なんかこの感じ懐かしい~。
    今日は、クレート作品に使うドローイングをコピーしてもらうのだ。

    ドローイングを選んでる間に座敷童は着々と掃除をしていく。
    スタジオがどんどん広くなっていき、冷蔵庫の中の大量の賞味期限切れ食品もきれいになくなった・・・感謝!
    そして選んだドローイングをローソンにコピーしに行ってもらい、その間に小皿絵の制作。

    けっこう大量にコピーしてきてもらって、今度はそれを切り取る作業をたのみ、僕は制作続行。
    座敷童だと別にそばにいても気にならず制作できるなぁ・・・・・・・

    そして切り取り作業終了後、座敷童を送りがてら、立川の世界堂にグリッターの入った絵の具を買いに行く。
    世界堂で買い物の後、2人で晩飯・・・ハイシライス・・・ハヤシじゃなくてハイシなのだ、これが・・・
    座敷童の恋愛話を聞きつつ(でも、なんにもアドバイスできず)ハイシライスを食す・・・美味いのね~。

    さて、座敷童と別れて家に戻り、まずは小皿絵の制作続行。
    1枚目はわりと冒険した絵だったけど、これはあえて典型的な奈良絵にする。
    今回の小皿絵は、絵画作品というよりもクレート作品に組み込まれる要素のひとつなのであんまり描きすぎてもいけないし。
    絵を描きつつも、クレート作品用の小物も制作。

    色鉛筆、ゴミ、世界堂の袋、カロリーメイトにタバコの吸殻・・・
    そして小さなマスク2点はまったく手付かず・・・

    そしてまた朝が容赦なくやってくるのであった・・・
    あ~体力の限界・・・・で、川島に電話して森美術館まで送って行ってもらうことにする。

    ヘロヘロの状態で会場に入ると大皿絵と再会。
    さぁ!展示開始だ!
    まずは大皿絵『Acid Rain』を壁に高く掲げるように設置。
    それがいい感じに見えるようにフェイククレートを置いてみる。
    向かって右に1個、左に2個重ね。
    そしてそれぞれの上に載るクレートの中に3.3分の1の部屋を設置。
    まずは瑞穂アトリエ部屋の床を汚しにかかれば、眠気も吹っ飛ぶ。

    ミニドローイングをミニテープで貼って、床にゴミや吸殻を散らす・・・ううう、楽しい。
    ハピネス・ポスターのミニも虫ピンで留めて、ミニ段ボール箱の上にミニ色鉛筆を置く・・・やっぱ、楽しい。
    典型的な奈良絵の小皿絵を正面の壁に固定~。
    最後に三角天井で蓋をすれば、あっという間に完成だ。

    2個目のミニ部屋はキレイな新居風で階段付き~♪
    とりあえず小皿絵を設置してミニベンチを置いてみる・・・いい感じ!
    しかしミニマスクが完成していないので完成は出来ずじまい・・・
    とにかく未完成のミニマスクを壁に当てて位置だけは決定。
    これから速攻で帰ってミニマスクを完成させねば!

    ・・・しかし美術館を一歩出ると猛烈な睡魔に襲われるのであった。
    乗り過ごしちゃいかん!と電車の中でも座らずに立ったまま。
    それでも何度か不意に意識が遠のいて、極楽へ昇天しそうになる。
    もし自分で運転して来てたら、帰りは確実に途中で車停めて仮眠してなきゃいけなかった・・・川島よ、ありがとう。

    家に帰り着けばもう10時・・・ここで、やるか寝るか!と思案・・・
    結局、とにかく寝ることにする。

    2005/03/23

    午前3時30分起床!
    体力、気力もかなり復活している感じ。

    ミニマスクを磨き、肌の色を塗るが、途中で色を全部洗い流して再び磨き。
    気がつけばもう6時・・・完成させて森に持っていって、それから成田・・・間に合うのか?

    顔の色を仕上げて、今度は眼と口。
    さらに青いボンド水で染めた布を貼っていく・・・8時。
    それと同時にハワイ行きのパッキング・・・

    ドライヤーで乾かしてなんとか完成に持ち込み、森美術館へ。
    ミニマスク2個を設置して、なおかつ大皿絵『Acid Rain』をグリッター絵の具を使って描き足し、完成へ。

    夕方、成田を無事に飛び立てました~~~~~。

    機内はガラガラで5人席を独占状態で、すぐに横になって涅槃に突入。
    熟睡のあまり機内食を逃したようだけど、気がつけばもうホノルルまで1時間。
    ぐっくり寝たけど、まだ23日だっていうのが嬉しいっす・・・しかも朝。

    飛行機を降りれば、そこは常夏、ココナツのハワイが快晴で迎えてくれる。
    ワイキキ行きのシャトルバスでホテルへ。

    Waikiki Parc Hotelへチェックイン。
    部屋は2220号室で、ベランダからは海~。
    前回は駐車場とかしか見えなかったもんな・・・今回はガラガラの飛行機といい、なんかついてるかもしれん!

    部屋に備え付けのCDプレイヤーで、米子ナイトCDをかけながら荷物を整理。
    ほどなくマイケルから電話があって、ホテルに迎えに来てくれるとのこと。

    マイケルの赤のトヨタクーペに乗って美術館へ。
    途中スーパーに寄って寿司パックと水を買う。

    小高い山の中腹、緑に囲まれた高級住宅街にホノルル現代美術館はある。
    美術館に着けば、庭にはすでにでっかいパピーが!
    中に入ると作品も開梱されて所定の場所に並んでいる。
    小屋シリーズの一環、ホノルル小屋も組み立ててはいないが、予想通りに出来ている。
    ジェイソンが嬉しそうに迎えてくれて、小屋作りの経過を説明してくれる。
    この小屋の中ではハワイの作家たちと一緒にグループ展示するのだ!
    クリーヴランドからはアンじゃなくてレイがやって来ている。
    このUSツアーで、ずっとコンディションチェックをしてくれてたアンに会えないのは残念だけど、レイにまた会えたのも嬉しいことだ。

    さぁ!USツアー最終の地ホノルルでの展示開始!
    と、いきたいところだけれど、まずは予定の展示位置で本当にいいのかを確認。
    案の定、実際の作品を前にして多少の変更を考える・・・
    しばらくするとリュウタとアヤもやってきて・・・なんとアヤのお腹はパンパンで、3週間後にはベイビー誕生だそうだ。

    そして昼飯の時間がきて、ベトナム料理を市内に食いに行く。
    なんかわからないけど進められるままに牛肉のレモンなんとかをたのむ。
    運ばれてきたその量の多さに、やっぱりハワイもアメリカンサイズなんだな~と当たり前のことを思うのであった・・・・

    昼食後、美術館へ戻って作品の展示位置を今一度確認。
    そして夜はリュウタ邸で晩飯を食う約束をしてホテルへ。

    ホテルに戻れば、あんなに飛行機の中で熟睡したのに強い睡魔が・・・・・・・

    夜7時、マイケルがフロントから電話をくれて起床。
    眠い眼をこすりつつリュウタ邸へ。

    晩飯は母の味、日本的カレーライス!
    そういえばここ数日ろくなものを食ってなかったので、嬉しくておかわり。
    デザートはユーハイムのバウムクーヘン・・・ああ~サティスファイ!
    そして、ハワイ大学でのレクチャーの打ち合わせをしつつ語り合ってたら・・・もう12時。

    マイケルにホテルへ送ってもらって寝る・・・もちろん熟睡・・・といきたいとこだけど、妙に気が高ぶってしまいワインを飲みだすのであった。
    が、やっぱりすぐに眠くなって2時過ぎにはベットへ。

    Good Night Honolulu.